この作品は、自然の驚異を身近に感じさせる没入型のアートであり、視覚的なテクスチャー、広がりを見せる景観、そして光と影の魅惑的な舞が特徴です。40,000以上の折り紙モジュールが手作業で折りたたまれ、組み立てられています。これらは、内蔵されたフラップとポケットによって互いに接続され、望む形や構造を作り出すことができます。この種の折り紙はモジュラーオリガミと呼ばれ、使用されたモジュールは「ソノベ」という名前です。
インスタレーションは8フィート×4フィート×8フィートの空間に設計されており、背景、中央の大きな岩、そしてキャニオンの一部となるように座ることができる小さな岩の3部分から構成されています。このアートは、インドのニューデリーで開催されたインディア・デザイン2024のために特別にデザインされ、2023年11月に制作が開始されました。
このインスタレーションの最大の挑戦は、ジャイプールからデリーへの輸送でしたが、頭を悩ませた末に、梱包と送付のための物流を考え出すことができました。そして、その努力が実り、2024年のA'ファインアーツ・アートインスタレーションデザインアワードでゴールデン賞を受賞しました。この賞は、デザイナーの才能と知恵を反映し、芸術、科学、デザイン、テクノロジーを進歩させる優れた作品やアイデアに授与されます。
アディティ・アヌジの「カスケーディング・キャニオン」は、紙という素材の可能性を新たな次元へと押し上げ、来場者に自然の中を歩いているかのような感覚を提供します。このインスタレーションを通じて、アートと自然の融合がもたらす感動的な体験をぜひご堪能ください。
プロジェクトデザイナー: Aditi Anuj
画像クレジット: Aditi Anuj
プロジェクトチームのメンバー: Aditi Anuj
プロジェクト名: Cascading Canyon
プロジェクトのクライアント: Aditi Anuj